2014年04月12日

科学者の良心を育てるには?

今週のホーライ製薬は「ディオバン事件」について。

この事件で課題になっているのは科学者・医学者等の良心の存在。

功名心にかられてデータをねつ造する科学者。

金銭的魅力に負けて良心を悪魔に売り渡す科学者。

・・・・・・どうしたらいいんでしょう?

僕は、こう思います。

「良心」は自分自身に対する最後の砦です。

「良心」は自分に対する「尊厳」のためにあります。

人間としての最低限の尊厳、死守したいものです。


もし、それを失ったら、自尊心が無くなります。

自尊心が無くなると人生どーでもよくなります。

「良心」を捨てることは世の中に対する「礼」を逸することにもなります。

「良心」を捨てることは、僕たちが営々と築き上げてきた世の中に失礼です。



実は良心を育てるには、日常の暮らしが大事。

良心を育てたいなら、日々の暮らしを大切にすることです。

日々の暮らしとは、要は「人生」です。

人生をまっとうに生きる、これだけです。

科学者として人間として一流であるためには、人生をまっとうに生きることです。


自分の存在なんて、この宇宙にとって、ちっぽけな存在です。

そんなちっぽけな存在だからこそ、まっとうに生きたい。

それすら無くなったら、文字通り、僕の存在なんて「無」です。

僕たちの存在を許しているのは良心なのです。


科学者にとって、「良心を育てる」教育よりも、「良心を捨てない」ための教育が必要なのかもしれない。

製薬会社の社員にも同じことが言える。



posted by ホーライ at 10:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学者の基本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする