このような「国家プロジェクト」(だよね?)を成功させるためには何が必要なんだろう?
たとえば、2020年の「東京オリンピック」なんかもそうだよね。
アメリカの例だと「アポロ計画」もそうだ。(1960年代のうちに人類を月に連れて行くって、ケネディ大統領が宣言した。)
悪い例だけど「戦争」も間違いなく国家プロジェクトだ。
ネットで検索するとこんなのが見つかった。
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「新たな国家プロジェクトの在り方について」
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http://www.meti.go.jp/committee/summary/0001620/032_04_00.pdf
上記の資料の中にも触れられているし、僕もこのブログで何度も言っているけれど、大きなプロジェクトを成功させるためには「強力なリーダーシップ」と「大胆なマネジメント能力」を兼ね備えた人が必要だ。
しかも若ければ若いほどいい。(せめて40歳代以下。できれば30歳代だ。)
年齢が上がると「経験が邪魔をする」し「大胆な発想が出にくい(無鉄砲なことを自制しやすい)」。
今回の国の方針での目玉は「各省の枠を超えて、領域ごとに置かれるプログラムディレクター(PD)、プログラムオフィサー(PO)を活用した、基礎から実用化までの一貫した研究管理」を行うところだと僕は思う。
ただし、このPDとPOをさらにまとめるリーダーとマネジャーが必要だ。
さらに科学的ななんらかの「ブレークスルー的な技術」だ。
では、「国家プロジェクト」の成功に「不要」なものは何か?
それは「どうせ、できっこないでしょ。」という気持ちだ。
「そんなの無理、無理」と口にする人物。
いらないね、こういうの。
一般国民としても膨大な税金を使うのだから、是非、成功して欲しい。
上記の「健康・医療戦略について(閣議決定)」には「達成すべき成果目標(KPI)」が記載されている。
ちなみにKPIとは Key Performance Indicator のことで、まぁ、分かりやすくというと「目標」です。それを小難しく、それっぽく言っているのがKPIです。民間企業でもよく使われる言葉ですね。
でもって、その「健康・医療戦略について(閣議決定)」のKPIには例えば次のものがある。
【2020年頃までの達成目標】
●5年以内に日本発の革新的ながん治療薬の創出に向けた10種類以上の治験への導出
●日本発の認知症、うつ病などの精神疾患の根本治療薬候補の治験開始
●First in Human(FIH)試験(企業治験含む)年間40件
●医療機器の輸出額を倍増(2011年約5千億円→約1兆円)
ね? 期待しだいでしょ? 期待しましょう!!