あるいいは、STAP細胞問題で理研の組織がひとつ潰れそうだ。
さて、問題はここからだ。
これらの事件は他人事ではない。
つまり、この製薬業界の体質なのかもしれない、ということだ。
では、「業界の体質」とは何か?
僕たちは(あるいはマスコミは)よく、会社の体質とか、業界の体質とか、言うけれど、ここで言う「体質」の正体とは一体、何んなの?
誰が、その「体質」を作っているのだろう?
それは、その組織に属する各個人の考え方や思想の総和だ。
僕やあなたの考え方や思想が、僕たちの業界の体質を作っているのだ。
「いや、違う、それはごく一部の人たちの考え方だ」とか「上層部の(あるいは年配者の)考え方が古いからだ」という反論もあるだろう。
じゃ、それを許しているのは誰?
もし、悪しき体質だとしたら、どうすればいいのだろう?
それは、まず、自分の行動を考える(変える)ことだ。
ほかの誰でもない。
自分のだ。
誰かに頼っていてはいけない。
国民(組織)の体質や気質、というのは良くも悪くも「言い訳」に使われやすい。
そのほうが、責任の所在をはっきりさせなくてすむからだ。
他人のせいにできるからだ。
でも、それでは解決に繋がらない。
問題の解決は自分の(僕の、あなたの)頭の中から始まる。(始まるべきだ。)