教授「すごいアイデアが出てきたと思った、その瞬間に、世界で同じことを同時に3人が思うのよ。分かる?」
僕「はい。」
教授「その3人のうち、1人は、考えただけで、『無理だ。どうせできっこない』と思って、何もしない。」
僕「はい。」
教授「残った2人のうち1人は、そのアイデアを実践するんだけど、1回やって失敗したら、『やっぱり無理だ』と思って、そこでやめるのね。」
僕「はい。」
教授「最後に残った1人だけが、成功するまで実践して、成功者として世に残るんだから。ね?」
僕「はい。」
だから、最後の1人になるまで頑張りなさい、ということにつながる。
この女性教授のすごい所は、僕を『教育』してくれたところだ。
たとえば「研究室の中では教授も院生もないから、なんでも議論をふっかけてきなさい。遠慮なくね。でも、一歩、研究室を出て社会にでたら、年長者の私を敬いなさい」
とかだ。
さて、今週、紹介するのは次の2点です。
●医療情報のデータベース等を用いた薬剤疫学研究の実施に関するガイドライン(案)に対するご意見募集の実施結果について
↓
http://www.pmda.go.jp/public/pubcome_260430kekka.html
●人を対象とする医学系研究に関する倫理指針(草案)
↓
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000045124.pdf
今、どれだけの人が上のアドレスをクリックしただろうか?
多分、ここを見た人の1割くらいだろう。
さて、話をもとに戻しますが、上記のアドレスの先にある、その情報を読んで何かを考えた人はどれくらいだろう?
もちろん、全員だ。何かを考えた人は。
では、そのうち、何人の人が、自分ならどうするだろう?と思っただろうか。
そして、どれだけの人が、実際にアクションを起こすだろうか?
大事なことは、行動を起こすことだ。
たとえば、同僚に「これ、面白いから読んでみたら?」と紹介してあげることだっていい。
そうすると、今度は、その同僚から面白い情報があったら、教えてもらえたりする。
(興味深いことに情報を発信すればするほど、新しい情報が入ってくる。)
情報は広がれば広がるほどいい。
母数が大きくなればなるほど、何か、行動を起こす人が多くなる。
僕のこのサイトの役割の一部は、間違いなく、そういう情報のコネクターになることだ、と思っている。
だから、できるだけ面白そうな、見た方がクリックしたくなるような紹介方法を工夫するよう努力している(これでもね)。
そして、アジテーター(agitator)になるべく、みんなの心を煽(あお)る。
僕は扇動家だ。
できたら、閲覧者の皆さんの魂をわし掴みにして、ぐいぐいと揺り動かしたい。
と、今週も思っているのでした。