オリンピックは時間が濃縮されているので、ドラマチックですが、僕たちの人生だって時間が希釈されているとは言え、ドラマの連続です。
女子フィギアの浅田真央選手。
一体、ショートプログラムのミスの裏には何があったのか?
これも興味がありますが、もっと知りたいのは、ショートプログラムのどん底からフリーに向けて、どうやって気持ちを切り替えたのか?ということ。
浅田真央選手のフリーを見ました?
凄かった。
特に8種類の回転を飛び終えたあとの終盤のスケーティングは鬼気迫るほどで、テレビの向こうから気迫を感じられるほどでした。
う〜〜ん、本当に、ショートプログラムのあとの「茫然自失」からどうやって、あれほどの立ち直りができたのか、知りたい!!
男子ジャンプの葛西選手。
どうやって、7回もオリンピックに出場できるほどの気力と体力を維持できたのか?
何が、彼を支えたのか?
葛西選手は自身の妹さんの病気の心配があるのに、今回のソチオリンピックの団体のメンバーの心配までしている。
何が、彼をそこまで成長させたのか?
スポーツ選手の闘い方は僕たちの人生をどのように生きていくのか、というヒントになる。
それも、勝った時よりも負けた時や逆境の時のほうがヒントになる。
今回に限らないがオリンピックの前には、マスコミなどの脚光を浴びることが無いのに、本番のオリンピックでメダルを取る無名選手がいる。
そこには僕たちが窺い知ることができない苦労がきっとあったはずだ。
僕たちの人生も山あり谷あり。
人生は良い時ばかりではない。
逆境もある。
不遇の時代もある。
そんな時、浅田真央選手の活躍は勇気づけられる。
ベーブ・ルースは自分のホームランの数より三振の数を誇りに思っていた。
彼はどんなに三振しても、次の打席でも三振を恐れず、フルスイングする、そのことを誇りにしていた。
マイケル・ジョーダンもこう言っている。
「失敗をすることは耐えられるが、挑戦しないでいることは耐えられないんだ。」
「私は大事なショットを外した後のことなんて考えたことがない。もし考えたならいつも悪い結果を思ってしまうからさ。」
「失敗することを恐れたことはない。」
「何かを成し遂げようと思ったら、必ず障害があるものだ。私にもあったし、誰にでもある。しかしそれが私を邪魔することはない。目の前の壁に突っ込んだなら、絶対に振り向いたり諦めてはいけない。どうやってそれを乗り越えるか、突き進むか、うまく処理するかを考えるんだ。」
そして。
「私は人生で何度も失敗してきた。だから成功するんだ。」