誰もが「聖人君子」とは限らない。(と言うか、限らないほうが多い)
「つい」とか「魔がさして」とかね。
赤信号を無視したことがない人なんていない。
自動車で30Kmの制限速度を守らない人も多い。
まず、「自分は誘惑に弱いのだ」という認識を持とう。
僕もあなたも「誘惑にかられて」はめを外す可能性は大いにあることを自覚しよう。
それが「人間的だ」「人間臭い」という見方もできる。
そう。そういうことが許される場面もある。
でも、そういうことが許されない場面も、もちろん、ある。
治験の世界は「誘惑にかられて」はいけない世界だ。
僕だって、いつでも真っ正直に生きているわけではないが、「この瞬間」だけは「きちんと」する。
データを書き換えたところで何も残らない。
もし、データを書き換えた薬をあなたの最愛の人が使うとしたらどうだろう?
自分のために、そしてあなたの最愛の人のためにデータは「そのまま」にしておく。
自分の尊厳のために。
最愛の人の命のために。
最低限は守ろう。
「赤信号」はみんなで渡っても「赤信号」なのだ。
それは無秩序だ。
あとに続く人が「この世界で働きたい!」と思ってもらうためにも。
僕たちが、今、しないといけないことがただ1つだけある。
それは、「ルールを守る」ということだけだ。
誰が見ていようと、誰が見ていないだろうと。
自分のために、ルールを守る。
自分の最低限の尊厳のために、ルールを守る。
そんな簡単なことが守られないのならば、この世界はもう終わるだろう。
どんなシステムを作っても、最後は「人間の心」だけが歯止めだ。
あなたの態度があなたを守る。
あなたの行動だけがあなたを守る。
気持ちよく、生きたいよね。
最後に。
あなたのために戦え。
あなたのためだけに戦え。
●国主導のアルツハイマー病研究で改ざんか 厚労省調査
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140110-00000011-asahi-soci
●厚労省、「ノバルティス」を薬事法違反容疑で刑事告発へ
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http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00260794.html
●シミック子会社、小林製薬の臨床試験数字改ざん認める
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http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020140108cbbo.html
●臨床研究の不適切事例137件
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http://www.cabrain.net/news/regist.do;jsessionid=CB8575391BC277D542B216B7FAF3F459