ひょっとして、もう、現場に出ているとか?
僕はまだまだ新入社員の導入教育のため、ホテルに5月の末まで泊まっています。(今もホテルの個室でこれを書いています。)
治験業界に入った新入社員は大変ですよね。
訳の分からない言葉でかつ膨大なGCPを覚えたり、薬事関連法規を覚えたり、治験の流れを覚えたり、マナーを身につけたり、試験があったり。
これから、新入社員は成長し続けます。
でも、ときに「停滞」することもある。
最初は膨大なGCP等を暗記・理解して、自分の成長を実感できるのですが、いざ、現場にでると、しどろもどろで、右も左も分からず、「え〜〜〜んTT」となります。(間違いなく。)
ここで、新入社員は自分の「停滞」を感じる。
人間には2種類あり、「停滞」をこらえられる人とこらえられずに「止める」人です。
「成功する」秘訣は「成功するまで止めない」こと。
ケンタッキーフライドチキンの創業者、「カーネル・サンダース」はあの独自のレシピを作るまで7年以上を費やした(この時、既に彼は49歳!!)。
しかし、レシピができたあとでも苦難の連続、失敗、不運の連続だった。
そして、そのレシピを買ってくれる会社を探しておんぼろな中古車で全米に旅に出た(この時、彼は65歳!!)。
ところが、ほとんどは鼻であしらわれた。
ここからが、普通の人と「成功者」の違い。
カーネルサンダースは違った。
断れても、断れても売り込みを続けた。
彼は2年間古いおんぼろ車でアメリカを周り、1009回断れて、1010件目(!!)でようやく採用されたのだ。
普通の人は、30回も断れれる前に失望するが、カーネルサンダースは1000回断れても失望しなかった。
その違いこそが、過去がどうであれ自分の未来を変える力だ。
ねぇ、1009回だよ。
信じられる?
あなたなら、何回まで耐えられる?
今度、街中で、あの「カーネルおじさん」の笑顔の人形を見つけたら、考えてみて。
僕なら(私なら)、何回耐えられるだろうか? と。
大きく飛躍するためには力を蓄積する時間が必要なのだ。(実はこれが「停滞期」の正体。)
時には、助走をつけるために「後退」すら必要になることもある。
アインシュタインもキュリー夫人も10年以上、耐えた。
水をアルコールランプで加熱して、温度計で温度を測定してみよう。
温度がどんどん上がるうちは、楽しくて、みんな、頑張る。
でも、98度付近で、温度の上昇は止まる。
ずっと、止まる。
ここで、耐えられずに、諦める人は、アルコールランプの火を消す。
すると、水の温度はどんどん下がり、やがては室温に。
水温の上昇が止まっても耐える人がいる。
するとやがて、沸点、臨界点に達して、水は気化する。
蒸気の熱は100度を超えることができる。
『1日に10メートルしか進めない幼虫が10キロメートル進むにはどうしたらいいだろう?』。
それは『蝶』に成長することだ。
今、あなたはまさに『蝶』になろうとしているのだ。
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