そりゃ、多少はガタガタするさ。
世の中は分かってくれないし、上司だって理解してくれないかもしれない。
でも、きみはきみの心のままに生きていい。
残念ながら、僕だってきみのことを100%なんて理解できない。
きみだって、僕のことを100%理解できないのと同じだ。
世の中なんて、そんなもんだと思っていい。
でも、だからと言って、自分の心に逆らって生きる義務も必要もない。
雪の中、病院に向かう。
高層ビルの吹きさらしの中、職場へ向かう。
それが、きみの道だ。
誰かの為に心を曲げなくていい。
誰かの為に生きなくていい。
誰かの為に戦わなくいい。
きみはきみだけのために生きればいい。
きみはきみの為に戦うのだ。
その戦いは簡単じゃない。
世間を相手に自分の心を誇りにして、自分のために戦う。
きみはきみの好きなように生きていいんだ。
きみはきみの思うように生きていい。
ただし、簡単ではない。
簡単ではないからと言って、諦めるのはもったいないし、はやい。
山に登る方法は文字通り「山」のようにある。
まっすぐ登ったら速いかもしれないけれど、しんどい。
ジグザグに登ったら確実かもしれないけれど、遅い。
裏ワザとして「ヘリコプター」で頂上までいく、という手段だってある。
どの方法を採用するかはきみ次第だ。
もちろん、「山なんか登らない」という選択肢も大いにあり、許される。
そのことで、誰からもとがめられない。(たとえ、とがめられたとしたって、かまうもんか。)
決めるのはきみ次第だ。
街を通り過ぎる歌はきみのためにある。
季節をうつろう歌はきみのためにある。
きみはきみの思うように生きていい。
誰の指示も許可もいらない。
ただし、簡単ではない。
●ハードボイルド・ワンダーランド日記
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