2012年11月22日

天才には2種類ある。ただの天才と自分が天才で、そして天才を発掘する天才

天才の中には、その人が無茶苦茶、天才で、他に類を見ない人がいる。

そして、そういう天才の中には2種類がいて、自分のコピーを育てる天才と、自分とは異種の天才を作る天才がいる。

中には、自分ひとりで終わる天才もいる。

たとえば、立川談志という天才落語家がいた。

彼は破天荒な天才だったが、残念ながら天才を育てなかった。



ノーベル賞を受賞した科学者にも2種類がいて、自分ひとりで終わる人(例えばアインシュタイン)もいるが、多くの優秀な科学者を育てたノーベル受賞者もいる。


優秀な人材を育てるのが上手い人もいるが、その後進は自分の亜流になってしまう人もいる。

ジャズの天才として渡辺貞夫というサックス奏者がいる。

彼は優秀なジャズ奏者を育てたが、育てられた人は渡辺貞夫のコピーに近かった。

同じくジャスの分野で天才ピアニストの山下洋輔がいる。

彼も優秀なジャズ奏者を育てたが、彼のもとを巣立った演奏家は山下洋輔とは全く違う天才が多い。


また、天才を発掘するのが上手い天才もいる。

逆に全く、自分以外の天才を発掘しない人もいる。

天才を発掘するのが上手い天才として、たとえば武田鉄矢がいた「海援隊」を発掘して、上京させた「泉谷しげる」という天才。

博多のホテルで「タモリ」を発見した天才ジャズピアニストの「山下洋輔」、そして、その天才「タモリ」を育てた天才漫画家「赤塚不二夫」。


ちなみに、赤塚不二夫への弔辞をタモリが感動的に読んでいるシーンがYouTubeにある。(名スピーチだ!!)
        ↓
http://www.youtube.com/watch?v=EEbcF__-jSo


上記の映像を見ると、タモリは紙に書いてある弔辞を読んでいるように見えるが、実はあの紙は白紙で、弔辞は全て、その場で考えたアドリブだったという説がある。

「アドリブ」で生きてきたタモリなので、その説もあながちウソとは思えない。

そして、この弔辞の最後に、タモリが「究極の名言」をはく。

「赤塚先生、私もあなたの数多くの作品のひとつです。」

これは凄い! とんでもない言葉だ。


普通、亡くなった人に対する弔辞なのだから、その亡くなった人を悪く言わない。(当然だ。)

つまり、タモリは「赤塚不二夫」は「天才」だと言っている。

僕たちもそれを疑わない。

たとえ、弔辞じゃなかったとしても、赤塚不二夫が昭和の天才ギャグ漫画家であることを知っている。

その天才「赤塚不二夫」の作品も当然、傑作である、という公式が成立していることも僕たちは知っている。

その傑作作品のひとつが、自分である、と言ったタモリ。(すごい自負心だ。)

でも、誰もそのことでタモリを「生意気」だとも「思い上がっている」とも言わない。

世間もタモリが天才だと思っているからだ。

ただし、この最後のタモリの「私もあなたの数多くの作品のひとつです。」というセリフは、自分も傑作のひとつだ、という意味よりも、タモリが博多から上京して苦しい時代に愛情を持って育ててくれた赤塚不二夫に対する敬愛の念のほうが強く出ていると僕は思う。

赤塚不二夫の育てられたタモリなのだ、ということを一番よく知っているのはタモリ自身だ。

だから、赤塚不二夫の育てられた作品、としてのタモリが上の言葉をはかせたと思う。



「ビートたけし」という「天才漫才師」を映画の世界に引き込んだ、天才映画監督「大島渚」。

大島渚がいなかったら、北野武の最高傑作映画●「HANA-BI」は生まれなかっただろう。



僕たちは、まぁ、天才ではないので(少なくとも僕は)、あまり気張る必要もないけれど、それでも、部下の才能を引き出してあげる義務がある。

その時に「自分の枠」にハメ込んで部下を育てる人と、部下の自由にさせながら育てる人の2種類がいる。

どちらがいいとか悪いとかという問題ではないが、自分はどちらだろう? と一度、考えてみるといい。

これからの会社を牽引していくのに適しているのは自分なのか、それとも自分とは全く違う毛色の人材なのか、を考えてみよう。


ただ、部下の育て方というのは、どうしても、上司の「生き方」が色濃く反映されるのは不可避だ。

僕の場合、僕自身が上から指示されて仕事をすることを嫌うし、枠に入れられて育てられるのも嫌いだ。

ルーチンワークをやらされるのを拒み、あくまでもオリジナリティを追求する仕事のやり方を好む。


だから、僕の後輩育成も、僕のこの「生き方」が反映される。

部下や後輩は好き勝手にやらせて、いいところを伸ばしてあげる、というスタイルになる。

ほめて、ほめて、ほめまくって、育てるのが僕の人材育成方法だ。


もちろん、この僕の方法に異論を唱える人も多いだろう。

それは当然だ。

それはそれで自然であり、そういう人たちは、その人のやりやすいやり方で部下・後輩を育てたらいいだけの話だ。

自分の亜流を育てるか、自分とは毛色の全く違う異人種を育てるか、はたまた、部下等は育てないか、いろいろだ。


これからの時代を生き残る組織・会社を作るには、どういう人材を育てたらいいのか、という悩み、ただ、その一点でのみ、あなたと僕の共通点はある。



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