2012年10月13日

治験業界は魅力的な業界だろうか?

総合科学の最先端で出来上がっている創薬プロセス。

その最終ステップに位置する「治験」。

この治験の業界は優秀な人材を魅了するような世界だろうか?

僕たちの仕事は学生や若い人たちに魅力的に映っているんだろうか?

モニターはどう?

CRCは?

治験事務局は?

IRB事務局は?

薬剤部は?

製薬会社の開発部門は?

CROは?

SMOは?



そもそも、魅力的な仕事って何だろう?

収入がいい仕事?

社会的に意義が認められる仕事?

学生たちはどんな仕事に魅力を感じるのだろうか?


僕たちの仕事は「社会に役立っている」と実感しやすい職業だ。

新薬を世の中に出す。

患者の苦しみを助ける。

分かりやすいよね。

でも、実務はどう?

給料は?


綺麗ごとを言うと、「社会貢献することに直接関われる仕事」は「社会的に意義を見出しやすい仕事」なので、「やりがいのある仕事」だ。

だから社会貢献の意識が高い優秀な人が集まるはず。



でも、僕は珍しく悲観的だ。

モニターはともかくとしてCRCの方や治験事務局の方の給料が安すぎる。(転職サイトの給与面を見ると、一目瞭然だ。)

キャリアパスもまだ明確じゃない。

社会的にもまだまだ認知されていない(と僕は思う)。

CRC関係者はもっと、もっと、国民の皆さんにCRCの仕事の意義を伝えることに力をいれたほうがいいと思う。
こんな感じで。
  ↓
●CRCはみんなのサポータ
http://plaza.umin.ac.jp/~chiken/4crc/crc_vol120121001.pdf

5年ほど前、僕の母が製造販売後臨床試験に参加して、その時、「やさしい看護師さんがいてね、その人は臨床試験を専門に担当しているんだって。この病院の看護師じゃないって」と僕に電話で話してくれた。


新薬を1日でも世の中に出すためには治験業界は優秀な人(と言っても、単純に一流大学を出たとかじゃなくてね)を集める必要がある。

どんな人が必要か?

●(1)肉体的にも精神的にもタフ(なんと言っても、まずは、これ!)

●(2)忍耐力がある

●(3)応用力がある

●(4)コミュニケーション能力が高い

●(5)交渉力がある

●(6)他部署との調整力が高い

●(7)真面目

●(8)細かい事務処理も厭わない

●(9)企画力がある

●(10)論理的な思考力がある

・・・・・キリがないな。

こういう人を集めるために、もっと、もっと、治験関係者の仕事を紹介し、そこで輝きながら働いている人を紹介しよう。

仕事に見合った給与を与えるのも重要。


多くの科学的なブレークスルーを得て、画期的な新薬を出している創薬業界。

基礎研究の人ばかりにスポットライトが当たっているけれど、治験に係わる人たちにも健全な称賛が必要だ。

でないと、人材不足になるのが目に見えている。


ちょっと、考えてみて。「治験業界は魅力的な業界だろうか?」って。

たとえ、内部の人がそう思っていても、世の中にそう映っているかが重要なのだ。

この業界を、優秀な人材を集める魅力的な業界に育てる努力が、今、僕たちには必要だ。

しょせん、最後は「人」なんだから。

自分たちの業界を魅力的に見せることを軽くみないようにね。

でないと、治験業界が衰退して、ひいては新薬が世の中に出るのが遅くなる。

そこんところを忘れないように。



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posted by ホーライ at 07:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 治験の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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