四大文明の時代から、ヒポクラテスや『神農本草経』等の時代を経て現代に至っても、この地球上から病気は無くなっていない。
古くは民間伝承的な薬草や漢方薬などから抽出して単体としての薬を発見、発明してきた。
今でもそうだ。
さらに地球上のありとあらゆるものが薬の源として探し続けられている。
カビ、鉱物、植物、魚介類、動物等を新薬発見の材料に使ってきた。
シーズ探しのためにどこに行くにも「土」を入れるビニール袋を持って行く科学者。
今ではゲノム解析も終わり、シーズの探し方もずいぶんと科学的になってきた。
でも、どんなに「手段」が科学的になったとしても絶対に欠かせないのが科学者の「探究心」や「好奇心」(時には「虚栄心」も)。
そんな「薬ハンター」の中に僕らも属している。
毎年、会社に入ってくる新入社員を一人前の「薬ハンター」にするのが僕の仕事だ。
そして、何十億円というお金と長い年月を経て「治験」の段階にまでやってきた新薬の卵を無事に孵化させるのが僕たちの仕事だ。
治験薬のポテンシャルを潰すことなく、逆に引き出してやるのが「新薬開発」部隊。
適切な治験のデザインを考え、それをプロトコル(治験実施計画書)に落とし込み、治験を行う。
この時、モニターもCRCも治験責任医師も医療機関も総合機構も新薬を世の中に出すための「同じ仲間」(のはず)だ。
この中の誰もが同じ「薬ハンター」だ。
アスリートが自分の獲物を狩るために自分を駆り立て、眼光を鋭くし、歯をくいしばるように、僕たちも治験に臨もう。(ロンドンオリンピックの松本薫選手のように。)
ひとつの獲物を獲ったら、次の獲物を探す。
どんな小さなミスもチャンスも見逃さない。
身をひそめ、息を殺し、獲物に近づき、いっきに襲う。
時には集団で狩りをする。
治療薬がひとつもない難病がまだ存在する現代は「中世」と同じなのかもしれない。
でも、僕たちがいる。君たちがいる。
武器や盾もある。
あとは「薬ハンター」を世の中に解き放つだけだ。
獲物を獲ってくるのを待っている人がいる。
無菌室の中で、ベッドの中で、家族に見守られながら、新薬を待ち望んでいる人がいる。文字通り命がけで。
あなたは優秀な「薬ハンター」だ。
獲物に襲いかかれ!
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