2011年11月12日

TPP問題に対する対応と生き方

TPPの論点として「自由診療」を緩和にする、という項目が上がっていたり、国民皆保険制度が崩壊するのではないかという懸念があったり、薬価の自由化が論点になるかもしれないという噂を聞く。

TPPの問題は農業だけの問題ではないらしい。

日本では古くから、こういう「外圧」に弱い。

僕が働き始めた頃に論議されていたのはMOSS協議っていうやつだった。
     ↓
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch/0/0ss/200247100000/


そんな日本に住んでいる、働いている僕たちはどう対処したらいいのだろう?

僕の今までの経験から言うと、なんだかんだとアメリカ主導になり、全てがアメリカに有利な制度がまかり通るようになったとしても、僕たちはそれに従わなくてはならない。(いい、悪いの問題ではなく。)

でも、どんな環境になっても、生き抜いていくための工夫が必要だ。

治験の世界でも「ICH−GCP」が導入されたころ、日本国内の治験は空洞化し、「このままでは日本で治験はできない」とまで言われたが、そこを様々な工夫と努力でここまでやってきた。

世界の流れに対して、個人一人ひとりの力は弱い。

僕たち一人ひとりが仮に「TPP参加には反対」と唱えたところで、大きな流れの中では消えてしまう可能性が大きい。

だからこそ、国会議員がいるわけだけれど。

さらに、業界団体が陳情するとか意見を表明するという手もある。


それにしても、大きな流れの中にあって個人が(あるいは企業が、あるいは日本国家が)生き残るためには、現実をしっかりと見据えて、その中で最善の道を探っていかなければならない。

本当は(時には)力技も必要なのだが、相手の力が巨大すぎて、その力技も効果を発揮できないことがある。

そんな場合に僕らができるのは、せめて寝技に持ち込んで、相手の力の影響を最低限にすることだ。


理想を追求するのも大事だが、理想を追うばかりに、現実に足元をすくわれないようにしよう。

民衆が声高に「反対!」と叫んでも変わらない現実があることを忘れないでおこう。

とにかく、どんな状況下になったとしても、僕たちは賢く生きなければいけないのだから。




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posted by ホーライ at 05:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 製薬業界の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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