その研修の中でも伝えたのだが、これからは個人もブランドを考えないと生き残れない時代だと思う。
あなたの仕事は誰がやっても同じだから、あなたの代わりはいくらでもいるよ、とか言われると思わず泣いてしまう。
あなたらしい仕事のやり方を構築し、「あなた」というブランドを社内で確立しよう。
そして、伝説的な社員になることを目指していこう。
では、そのためにどうすればいいか?
それを考える前にちょっと「ブランドとは何か?」について考えてみよう。
たとえば、アップル社が「携帯電話」を発売すると聞いて消費者はどう思ったか?
「あのアップル社が出すのだから、洗練されたデザインで高機能で、使いやすい画期的な電話を出すに違いない」と思ったはずだ。
でなければ、あんなに驚異的に「iPhone」が売れるはずがない。
では、何故、消費者はアップル社が発売する携帯電話なら、洗練されたデザインで、高機能で使いやすいものだと思うのだろうか?
それは、それまでのアップル社の「パターン」から予想されるわけだ。
というのは、それまでのアップル社は「iMac」をはじめ、「iPoc」も全て洗練されたデザインで、高機能で使いやすいものを販売するという「パターン」があった。
だから、次の製品も同じパターンで来るに違いないと期待する。
そこから、では、あなたの行動パターンはどうだろう?
社内におけるあなたの行動パターンから、周囲の人は、あなたの行動を認識する。
たとえば、僕の事例で言うと、僕が行う研修は必ずグループワークがあったり、ロールプレイがあったり、事例検討があったりして、「文章を読むだけの研修ではない」というパターンがある。
だから、社内で次の研修をメールで知らせた場合も、社内の人間は「あのホーライさんがやる研修だから、きっとまた、文章を読むだけの研修ではない」と予想する。
それが、僕のブランドイメージとなるわけだ。
あなたの社内における行動パターンを同僚の皆さんは、「あなたのブランド」イメージとして認識する。
さて、さらに、「あなた」というブランドを構築する際に参考になるのは、あなたの「強み(特徴)」だ。
あなたはほかの同僚とどこで差別化できるだろうか?
たとえば、「無茶苦茶、仕事がいつも速い」とか「あの人の仕事は正確無比だ」とか「GCPのことなら、あの人に聞けば間違いない」とか「困った時に相談するならあの人だ」とか。
色々と特徴づけができると思う。
もし、今のあなたにそういう強み(特徴)が無いのならば、今すぐに、そういう強み(特徴)を持つように努力を始めよう。
そして、次に、あなたのビジョンはどうだろう?
あなたは3年後、5年後、あるいは10年後に、どうなっていたいだろうか?
このビジョンもあなたというブランド構築には欠かせない要素だ。
そして、ポリシーだ。
あなたのポリシーは何だろう?
「絶対に仕事は嫌とは言わない」とか「誰よりも早く一番に会社に来る」とか「スピードよりも質を重視する」とか「約束は絶対に守る」とか。
そういうポリシーもあなたというブランド構築には欠かせない。
最後に、あなたは周囲の人からどう思われたいだろうか?
どんなイメージをあなたにもって欲しいだろうか?
そのイメージがあなたが目指すブランドになる。
そして、そのブランドを強化するために、今後、どういう行動をとるかを考えよう。
クールでセクシーなブランドを確立しよう。
さもないとこの先、生き残れない、そんな時代が5年以内にやってくる。
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