2011年05月28日

『AKB48とiPhone』に学ぶ

今、人気の「AKB48」と「iPhone」。

どうして、この2つは人の心を虜にするのだろう?

「アイドル」は時代を反映している。

常に「今が、旬」なのが、「アイドル」だ。

だから、アイドルの命は短い。

「旬が過ぎたら」という想定を常に考える。

どの道に進むか?

大人の歌手か、バラエティか、はたまた女優か、家庭に入るか・・・・・・。

「アイドル」の顔は変わっても、「アイドル」の性質は変わらない。

夢を見させてくれることだ。

ところで、AKB48は「オタクの町」秋葉原から「会えるアイドル」として成功した。

新しい分野だ。

『総選挙』をやるなど、マーケティングもうまい。

次から次へとファンを煽るだけ煽る。




一方、電話、ネット、音楽、アプリケーションなどを融合したiPhone。

そんな要求が僕たちにあったわけではない。

アップル社が「開拓」したのだ。

そして、iPhoneも新しい夢を見させてくれる。

テレビのCMもうまい。




『AKB48』も『iPhone』もパイオニアだ。

過去に例が無い。



2匹目のどじょうを狙うのもいいだろう。

でも、面白いのは、新しい「柳」を探すことだ。


治験(新薬)の世界では2匹目のどじょうを狙うことも多い。

古くは抗生剤。

高脂血症。

勃起不全。

全く新しい分野を掘り起こす新薬がある。


モニターの業界でも古い世界からの伝統的なワザもあるし、新規のワザもある。


日本ではCRFは古くから「冊子型(ブック型)」だったが、ICH-GCPが導入された頃から「Visit型(複写型)」が使われ始めた。

最近ではEDC(Electrical Data Capturing)を採用することもあるだろう。

CRC(Clinical Research Coordinator)やCRO(Contract Research Organization )、SMO(Site Management Organization)という職種もやっと10年の歴史だ。


治験の「ワークシート」とか「カルテシール」なんていうのも、日本では新しいツールだ。


必要に迫られて発明することもあるだろうし、ふとした思いつきもあるだろう。

きっかけなんて、どうでもいい。

治験を画期的に促進する、あるいは、治験の質を飛躍的に向上させる、そんなものを作り出していこう。


ただ、日本人の特徴として「横並び」が好きだ。

「よそ様」がやっていないことは、「まだ、待っていよう」となりやすい。

それもいいだろう。

でも、それって面白くない。


パイオニアを目指そうよ。


『AKB48』や『iPhone』に負けない「とんがり」を目指していこう。


明日の『AKB48』は、あなたです。(って、「スター誕生」じゃないんだから・・・・・・・。)


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posted by ホーライ at 15:07| Comment(0) | TrackBack(1) | 製薬業界の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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