被災地の復旧、復興のための財源を僕たちの税金や特別国債(と言っても、最終的には僕たちのお金だ)などをあてる。
全国各地の原発を止めて、僕たちは節電しないといけない。
電気料金も上がる。
今まで「電気」を貪り食っていたツケがここにきっていっきに回ってきた。
(それにしても、「Gパン、アロハシャツ、TシャツOK。」というスーパークールビズを出した環境省は偉い!)
そんなことを考えていたが、そう言えば、「健康保険」も同じだな、と思った。
病気の苦しみをせめて、お金で分かち合うシステムが「健康保険」の原理だ。
そんなことを言ったら、治験はもっとそうだ。
「将来の財産(医薬品)」のために創薬ボランティアの方々に痛みを分かちあって頂いている。
いやいや、まてよ、それなら「新薬」そのものがそうだ。
少なくとも「再審査」期間中は、僕たちはその新薬の有効性と安全性のデータのために、自分の体を提供している。
将来の患者さんのために、自分の体を提供しているようなものだ。
結局、僕たちは、痛みを分かち合わない限り、この社会(仕組み)の中で生きていけない宿命にある。
(そうは言っても、やっぱり、今回の被災者の方々の『本当の』痛みまでは知らない、分かっていないということは忘れてはいけない。)
ドラッガーではないが、僕たちが今、要求されているのは「ごく一部」の人たちが幸福になる「部分最適」ではなく、みんなが幸福になれる(少なくとも不幸でない)ことを目指す「全体最適」だ。
そのためには、全員が「全体最適された状態」を理解し、共有し、目指さないといけない。
日本国全体の働きの総和として「復旧、復興」を目指すという状態にしよう。
今、僕らが目指すのはとりあえず、「ほどほどの幸福を国民全体が感じている」という状態だ。
僕たちは、「たまたま」日本に生まれ、育ち、生活している。
僕たちは日本というNPOで働いているとも言える。
「私たちは何のために日本で暮らしているんだろう?何故、日本に集っているんだろう?」
社会貢献がその答えだ。
モニターという仕事を通して、CRCという仕事を通して、治験責任医師という役割を通して、僕たちは社会貢献しているのだ。
その中で「よいミッションは何か?」を常に考えて行動しているはずだ。(違う?)
ならば、行動で示していこう。
「自分にできることは何か?」を考えていこう。
税金を払い、節電を通して社会貢献していこう。
巡り巡って被災地の復興に繋がるように新薬を開発して社会貢献していこう。
ただ、僕たちが分かち合っているのは「痛み」だけではないはずだ。
僕たちは「喜び」も分かちあえるはずだ。
東日本大震災の被災地が1日も早く復旧、復興し、一緒に笑え会える「喜び」を分かちあえる日を待ちたい。
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