2014年12月20日

『神』とは言うまでもないけれど。

今週の「ホーライ製薬」では「クローン技術」に関する法律を見ています。

うむ。

法律で規制しなければならないほど、クローン技術が確実に実施できるようになってきたんですね。

このクローン技術ほど、科学と倫理観に挟まれた科学技術はないでしょうね。

でも、昔は、「試験官ベビー」も倫理的に問題ではないかと討論されていた。

今は、たとえば、出生前の「検査」だ。

「検査」で「あなたのお子さんは30%の確率で疾病にかかるかもしれません」と言われたらどうします?


科学と倫理の狭間は何も科学者だけの問題ではなく、上記のように、一般市民の人たちにも問いを投げかけてきます。


ほかにも「あなたは今後、60%の確率で乳がんになる可能性があります」とか。


物理学といい生命科学といい、だんだん「神」の領域に僕たちは少しずつ入ってきたみだいです。

どこまで、あなたなら、許します?

逆に、どんなことなら、あなたは許しませんか?


posted by ホーライ at 08:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月13日

崖っぷちではないのだろうか?

今週の「ホーライ製薬」では「臨床研究に係る制度の在り方に関する報告書について」を読んだ感想を書いたけれど、ホントの話として、僕たちは今、崖っぷちにいると思う。

『国際共同治験』とか『世界同時開発』とか『アンメッドメディカルニーズ』とか耳触りの良い言葉が並んだが、そんな言葉を一般国民の方々はご存じだろうか?

それよりも「データの捏造」とか「製薬業界と医師との癒着」とか、そんな印象の方が大きいと思う。

製薬協は自主的に「企業活動と医療機関等の関係の透明性ガイドライン」に基づく公開情報を始めた。
  ↓
http://www.jpma.or.jp/about/guideline/


まぁ、普通の国民、市民の人たちが見たら、「ぶっとぶ」位のお金が治験に使われていることがわかる。

こういう情報を見たら、ますます「製薬会社と医師との関係」を怪しむことだろう。(とは言っても、公開すること自体は良いことだ。)

ここは、「きちんと」説明していこう。

一般の国民、市民の人たちに、何故、これだけの膨大なお金が「治験」に必要なのか、を。

本当に、これだけの金額が必要なのか、を。

何に、どれだけの金額がかかるのか、を。


僕たちが働いているこの業界は本当に『大丈夫』なのだろうか?

崖っぷちではないのだろうか?