2013年12月29日

「あなた」と「治験」と「人生」と


どこでいつ知り合ったかは僕には分からないけれど、今、あなたはここにいる。

僕とあなたの共通点は多分「治験」だね。

あるいは「薬」や「医薬品」だ。


どうやって僕を見つけてくれたのか知らないけれど、どうもありがとう。僕を見つけてくれて。

僕がここにいると、あなたもここに来てくれる。

だから、ずっと僕はここにいる。

あなたもきっと、ここにいる。


僕とあなたの共通点はもうひとつ。

それは「弱い人間」ということ。

人間は弱いものだ。

だから、僕らはまっすぐに生きたり、曲がりくねったりしている。

でもって、どうにかこうにか正直に生きている。

今日という1日を生きている。



僕はここにいる。

そして、あなたはそこにいる。

いつか、話せるといいな。

治験のこととか人生について、なんてね。


その日のために、僕も一生懸命やるさ。

だから、あなたもね。


それまで夢を忘れずに。

理由なんてない。情熱ならある。


posted by ホーライ at 02:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 人生について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月21日

若い人を「その気にさせる」方法

日本版NIHが検討されている。
   ↓
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/

この日本版NIHが成功するかどうかの鍵は「人材育成」「人材発掘」だ。

そこで、今週は若い人を「その気にさせる」方法を考えてみよう。


■■■モチベーション・リーダーシップの原則(1)


●●● リーダーシップの条件 ●●●


原則1.自分を「カンパニー」ととらえる

優れたリーダーは強い自立心を持っている。

自分をカンパニーととらえ、日々、経営努力を積み重ねエクセレント・カンパニーを作ろうとしている。

あなたが優秀なリーダーになりたいなら自分自身をひとつの株式会社に置き換えて考えてみてはどうだろうか?



●●● モチベーションをマネジメントする ●●●

リーダーがチームのモチベーションをアップするうえで、まず取り入れなければならない考え方、それは「モチベーション・マーケティング」という発想である。

言うまでも無く、マーケティングとは、企業や市場や顧客といった外界を把握するために行う活動である。

「誰をターゲットに」「どんな商品やサービスを」「どこで、いくらで、どのような方法で」提供すれば受け入れられるのかを分析することで、企業は課題を明確化して適切な戦略を打ち立てる。

ここでは、このマーケティング活動を、企業の内に対しても行うべき時代が到来したことを強調したい。

かつては、社員のモチベーション状態を把握する必要性そのものがなかった。

年功序列や終身雇用という仕組みによって、企業と個人がお互いに「縛り合う関係」を育んできたため、「組織への忠誠心」を社員から引き出すことは容易なことだった。


しかし、今は、企業と個人がお互いに「選び合う関係」=人材流動化の時代である。

一度採用した社員であっても、企業がその組織に属するに値する魅力を提供し続けることができなければ、モチベーションを低下させ、やがては組織外への流出を招くこととなってしまう。


リーダーに求められているのは、モチベーション・マーケティングによって、メンバーが組織に「何を求めているのか」「何に満足しており何に不満を抱いているのか」というモチベーションの方向や強弱の状態をしっかりと把握することが必要だ。




■■■モチベーション・リーダーシップの原則(2)



●人材のモチベーションに影響を与える16のファクター


★「会社」に関する8つのファクター

1)会社の基盤に対する安心・・・財務状況や業界内での影響力など、総合的に活動基盤が安定しているかどうか

2)理念や戦略への共感

3)事業内容への興味

4)仕事の醍醐味

5)組織風土との合致度・・・組織内に醸成されている思考や行動のスタイルと「自分らしさ」がマッチするかどうか。つまり集団の体質に馴染めるかどうか。

6)人的な魅力・・・組織内の人が魅力的かどうか。自分にとって目標となるような人材がいるかどうか。

7)施設や環境

8)制度や待遇への納得感




★「上司」の魅力に関する4つのファクター

1)情報提供・・・外部環境に関する情報、戦略や目標などの内部情報を、明確に、「自分の言葉」で語ってくれるかどうか。

2)情報収集・・・内外環境の情報収集はもちろん、それを踏まえて自分の課題や問題、仕事内容や取り組みをしっかりと把握してくれているか。

3)判断行動・・・上司の父性的な行動に関するファクター。上司が判断基準を明示して、公平で適性な評価を下しているかどうか。

4)動機形成・・・上司の母性的な行動に関するファクター。動機づけに心を配ってくれているか。メンバーの参画感を引き出し、自分の価値や個性を見出してくれているか。




★「職場」の魅力に関する4つのファクター

1)顧客接続・・・職場が外界に開かれているかどうか。具体的には、顧客や隣接部署への対応を優先する体質があるかどうか。

2)目標達成・・・目標達成に向かって、職場の全員が全力を投じているか。目標を達成するための取り組みが徹底されているかどうか。。

3)意欲相乗・・・お互いの意欲を喚起し合える職場かどうか。職場のメンバー同士が連携よく仕事をしており、意欲を引き出し合いながらよい交流機会がもてているかどうか。

4)業務効果・・・職場全体が手際よく効率的に業務を進め、効果を追求しているかどうか。時間的な計画性だけではなく、仕事の成果を高めるノウハウや知識を共有する機会や仕組みがあるかどうか。


リーダーは、以上のファクターを分析ツールにして、メンバーが「どのファクターを重視し、どのファクターに不満を持っているのか」をマーケティングして対策にあたる。

マーケティングの結果によってとるべき施策は様々だが、まずはリーダーが、メンバーの声に耳を傾けることが重要である。

「モチベーション・マネジメント」の第一歩は、マーケティングから始まる。




■■■モチベーション・リーダーシップの原則(3)


●メンバーの「やる気の源泉」


どんな組織にもメンバーから次のように酷評される人がいる。

「あの人と仕事をしても手柄をもっていかれるだけだ」

「あと10年、この組織で自分が頑張り続けても、自分があの人のようになるのかと思うとゾッとする」

「出世の道具にされている気がする」

「顔を合わせれば数字の話ばかりで、やる気をなくしてしまう」

しかし、その一方で

「あの人に頼まれると頑張れる」

「一度でいいからあの人の下で仕事を学びたい」

「あの人に引き止められたら、会社を辞めないかもしれない」

などと、大勢のメンバーにとって精神的な支柱になっている人がいる。


モチベーション・クリエイターだ。

モチベーション・クリエイターはその存在自体がメンバーにとって、やる気の源泉となっている。


人間は誰しも「楽しく仕事をしたい」「意味の感じられる仕事がしたい」「誰かに期待されている」「尊敬できる人と一緒に頑張りたい」という根源的な欲求をもっている。


優秀なリーダーは、例外なくモチベーション・クリエイターであり、メンバーの根源的欲求を刺激して、モチベーションを高める天才でもある。




●魅力的な目標や報酬を掲げる

V.ブルームの『期待理論』によれば、人間のモチベーションは「目標の魅力」X「達成可能性」で決まるとされている。

企業組織では「報酬の魅力」X「獲得可能性」と置き換えてもいいだろう。

自分にとって魅力のないものに対して、人はエネルギーを使おうとしない。

また、「達成可能性(獲得可能性)」は、「成し遂げられそう」「手に入れられそう」という実感のことであり、この実感が行動の喚起には大切になる。


逆に「絶対に無理だ」と思ってしまう目標などは掲げる意味がない。誰も意欲がわかないだろう。

しかし、達成が簡単な目標でも、それが社会のなんのためにもならない目標であれば、これまた意欲がわかないだろう。

だからリーダーは「目標の魅力」X「達成可能性」を上手に活用すべきだ。

リーダーが、モチベーション・クリエイターになるには、メンバーに対して、目標の魅力を高めるように働きかけを行う必要がある。

メンバーが「やりたい」と思えるような目標を設定してやること、あるいはメンバーがどうしても手に入れたいと思えるような報酬を設定してやることだ。


「やれる」「やれそう」と思えるように、能力を引き出してやる。


そのような支援行動を惜しまないことだ。





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2013年12月13日

『あなた』を信じている

僕は『あなた』を信じている。

「・・・なので」とか「・・・だから」等の条件は無しだ。

無条件で僕は『あなた』を信じている。



『あなた』が不正をしないことを。

『あなた』が誇りを失わないことを。

『あなた』が自分自身を裏切らないことを。

『あなた』が患者を(将来の患者も含めて)欺かないということを。

『あなた』が手を抜かないということを。



僕は『あなた』を信じている。

この信頼関係が無くなったら、治験は成り立たない。

治験は信頼関係だけで成立している。

患者は医師を信頼し、医師は『あなた』を信頼している。

日本という国も『あなた』を信頼している。


『あなた』のパートナー、親、子ども、最愛の人も『あなた』を信じている。

全ての人が信頼しているのだ。

『あなた』を。


だから、裏切らないで欲しい。

自分のためにも。

自分の誇りのためにも。

自分の人生のためにも。


治験は『あなた』との信頼関係だけでできている。

データの信頼性、科学性。

患者の人権、安全、福祉。

これら全てが『あなた』なのだ。


僕は『あなた』を信じている。


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2013年12月07日

イメージトレーニングの「いろは」(2)

●イメージの効果を信じる

イメージトレーニングは多くの人の目標達成に役立ってきた。

なぜか?

実際に効果があるからだ。


僕が最初にイメージトレーニングの効果について肌で実感したのは、中学生の頃だ。

その頃、僕は陸上競技をやっていて、その中でも「三段飛び」(ホップ、ステップ、ジャンプだ)が好きで、競技に入る前に「うまくいった跳躍をイメージできたとき」に、記録が伸びることが多かった。

走り高跳びをやっていた実弟も、イメージがうまく完成するまで、走り始めなかった。



自分が何かをしているのを見るとき、誰でもワクワクする。

自分にそれができることが見えてくる。

そこで実際にすると、予想どおりそれが自然に感じられる。

「貧しさと豊かさは、どちらも思考の産物である」 ナポレオン・ヒル(アメリカの自己啓発の大家)




●イメージトレーニングを習慣づける

イメージトレーニングは最初のうちは簡単ではない。

集中力が要求されるだけでなく、まず、イメージトレーニングをする習慣を身につけなければならないからだ。

幸い、イメージトレーニングはいつどこでも実行できる。満員の通勤電車の中でも。

長い間何かを繰り返すと、それは習慣になる。(継続だけが力だ。)

心の中で何かを練習すると、実際にそれをしているのとほとんど同じことになる。

より現実的にイメージすればするほど、また、より多く五感を使えば使うほど、それが現実的になり、イメージトレーニングが成功する確率が高くなる。

イメージトレーニングは、ポジティブに考える習慣を身につけるのにも役立つ。

もちろん、それには日々の練習が欠かせないが、考え方をポジティブにする効果があるのは間違いない。

「われわれは未来のことをもっと考えなければならない。自分の残りの人生は未来で過ごすのだから。」J・M・ケインズ(イギリスの経済学者)




●イメージトレーニングを毎日、続ける

イメージトレーニングの効果をリストアップしよう。

・創造性を刺激する。どのようにして物事を成し遂げばいいかを心に思い描いていると、新しいアイデアが浮かんでくる。

・行動を起そうという気になる。成功を夢見ていると、行動を起すのに不可欠なエネルギーがわいてくる。

・恐怖心を軽減する。すでに心の中で成功しているのだから、現実に行動を起す心の準備ができている。

・集中力を高める。自分の成功をイメージすることは、目標の達成に意識を集中するのに役立つ。

・可能性を現実にする。目標について何度も考えているうちに、可能性が現実味を帯びてくる。



あなたは以上の効果を見て、「なるほどそれは素晴らしいが、自分には必要ない」と思っているかもしれない。

しかし、イメージトレーニングをしないのはもったいない。

イメージトレーニングとは、ビジョンを持つ練習だからだ。

ビジョンを持とう。

成功をおさめたいなら、毎日、数分間、自分が成功するイメージトレーニングが不可欠だ。

「私は、マクドナルドの店が全国津々浦々にチェーン展開されているのを心の中で見ていた。」レイ・クロック(マクドナルドの創業者)


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posted by ホーライ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事の基本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする